長崎山登り好きの登山日誌

沢山の山に囲まれた港町「長崎」。世界三大夜景にも選ばれた長崎の魅力と、長崎の歴史、山、海の自然を記録するブログです♪

江戸時代における「不倫を強要」した事件

 こんにちは!お供です('◇')ゞ

 

 今話題になっているアンジャッシュ「渡部」さんの「トイレ不倫」問題・・・。

よく夫婦の縺れが、ニュースにも取り上げられている昨今ですが、江戸時代、「犯科帳」にもいくつかの男女の縺れによる事件がつづられています。

江戸時代では、「不倫」などの人として守らなければいけない「人倫」については厳しく処罰されていました、刑は様々で、「獄門」や「流罪」、それと痛そうなのが「鼻そぎ」(女性)、「陰茎切」(男性)などがあった

しかし、幕府側としてはなるべく双方の「話し合い」で解決する事が推奨されていました。不倫、人倫による事件は傷害事件同様、「遺恨」の残りやすい事件だからである。

 それでも解決しない場合に、奉行所に提出する事が求められていました。

「犯科帳」には不倫の事を「密通」と記されていて、これは「婚姻関係ないすべての男女の性的関係をさす」単語である。

 

 その中でも、とある男が、夫のいる女性に対し「密通」を強要した話を一つ取り上げてみたいと思います。( ゚Д゚)

 

「密通の強要」

 上筑後町の「八郎兵衛」(36歳)は、同町に住む「市左衛門の妻」に数回にわたり「密通」を申しかけていた。

 妻は全く応じず、何度も断っていた。がその事で腹を立てた八郎兵衛は、「刺し殺すぞ!」と脅してきたので、その事を夫の市左衛門にすべて話しました。

 市左衛門は八郎兵衛を呼び出し、「不義のいたりである、改心しろ」と再三注意し、話し合いによる解決を、町内を通してしようとした

 

 が、八郎兵衛は納得いかず、さらには「市左衛門と討ち殺す!」(逆ギレ)と申し、刺し違えようとしたので、町内のものが奉行所に訴えた。

 八郎兵衛は不義として、「五島の嵯峨島に流刑(島流し」となった。

 

 昔からいるんですねぇ・・・。なんというか、昔は女性に対してストレートすぎる記録も多々見受けられますが、この話に関しては最後はキレイにまとまった感があります。('ω')

いずれにしろ、今も昔も女性、特に妻は大切に。出来ない人は島流しですな(-ω-)/